出無精
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
ある物を手に入れるためには、冒険も必要だ。みたいな感じの諺である。
仔細を調べずに私自身の考えを書くと、
「虎の子はまだ捕まえたらんといたってよ」
である。
まず虎穴が何なのかすら知らないが、どれくらいの大きさ、広さなのだろうか。
そもそも虎は穴を掘るのか。そもそもこの諺に出てくる「虎」は「タイガー」なのか。
某あだち充作品内のセリフで「世の中には知らないことばっかりね」みたいな感じのものがあったような記憶がある。
二四年生きてきて、普通の人生を送ってきたはずだが、圧倒的に知らないことの方が多い。
世の中のことを知るためには、外に出なければならない。
普通の人は平日に家から一歩も出ないということは有り得ない。
よって、今日の私は普通の人ではなかった。
元々あった予定をアイスバーグさんのように全てキャンセルして、引き籠ってしまった。
籠城である。
しかし、吉岡里帆と結ばれるためには必要なことなのかもしれない。